ハンチョウと相棒 お気に入りエピソード

「ハンチョウ4」第九話の放送が6/6にあったんだけど,個人的にすばらしい回だったので書き留めておきたい。そのついでに「相棒」で印象に残っているエピソードについてもメモ。
9話の肝は安積班の中で弟的ポジションにいる櫻井刑事の潜入捜査と,その過程で知り合う容疑者の妹との恋バナである。刑事という身分を隠して容疑者の近親者に近づき,犯人逮捕のため情報を得るのだが,捜査の過程でお互いの距離が近づいて…という,なんかどっかでありそうなお話なのである。しかしこれがよかった〜。まぁ,ヒロインを演じた平愛梨さんの好演によるものと言い切ってしまってもいいのだけれど…。櫻井刑事もよかったよ,うん。
物語全般に漂う甘酸っぱさがなんともいえず,こういうの好きな人にはたまらない展開でありました。最後に楽しく伏線回収(笑) 平さん,最後のミニダッシュと笑顔がキュート!
事件は強盗事件から殺人事件にまで発展してるんだけど,謎解きはどちらかというとお休みの回だったので,トリックなどに期待感を持っている人には受けなかったかもしれない。まぁどんでん返し的なものは6話で本格的なやつをやったし,シンプルなのもいいでしょ。
犯人を逮捕するときに身分がばれてしまうのだが,もう少し櫻井刑事には自分の立場を説明するシーンを用意して欲しかった。結局ハンチョウがフォローしてるがな。二人のいい見せ場ができそうだと思うんだけど…。それは置いておいて,ぜひまたどっかで再登場願う! まぁ実際に登場は難しいと思うけど,設定だけでも残して欲しいものである。櫻井刑事うらやましすぎる…。とはいうものの,安積班はみんな祝福しているが,兄が犯罪者って警察官的にはアウトなんじゃ…。そんな悪いやつじゃないとフォローはあったけどなー。

「相棒」にはいくつか好きな話があるのだけど,その1つはたまたまきょう再放送のあった「冤罪」(シーズン4)。これはどんでん返し系の話であるが,オチまで考えさせられる,非常によく練られた物語である。
個人的に木村佳乃が登場する回には当たりが多いと思っていて,初登場の「双頭の悪魔」(シーズン3)で見せる木村のラストの供述は強烈! あまり役柄に恵まれてない印象のあった木村サンですが,相棒の政治家役はおなじみになり,霞ヶ関周辺のスペシャルには欠かせない存在となっております。
最近のシリーズでお気に入りはシーズン8「右京,風邪をひく」。時間軸ずらす工夫をしており,演出面でも,ストーリーでも興味深く見ることができた作品。おすすめです!真中瞳東風万智子名義で復帰しており,見せ場もたくさん。しばらく録画放置してたらJINでいつの間にかお龍をやっていたらしい…。